二十歳の集いご挨拶「自分が世界を決める」
1月4日の仕事始めから、公務、政務が断続的で、スマホ(PC)に向かう時間が限られていました。
遅くなりましたが、1月8日に開催された「二十歳の集い」で来賓挨拶をさせていただきました。二十歳をお迎えになった皆様、ご家族に心からお祝い申し上げます。
村崎塾9期生の教え子達が立派な大人になっていて、感動。議員インターンシップに来てくれた楠ここのさんによる「二十歳の誓い」は堂々としたもの。
大村市フラワー大使としての活動を盛り込むなど、茶目っ気たっぷりな内容で、大舞台に強い子だなと改めて確信。
昨年同様、原稿は用意しませんでしたが、おおよそ次のような内容でご挨拶いたしました。
(ネタ元の当時お世話になった方々へ感謝を込めて)
「自分が世界を決める」
二十歳をお迎えになった皆様、おめでとうございます。
また、これまでお育てになられた保護者の皆様に対しまして、心からお喜び申し上げます。
二十歳をお迎えになった皆様に、何を話そうかと考えていました時に、私が21歳の頃に使っていた手帳を見つけたので、久々に開いてみました。
手帳の最後のページに、こんな言葉を大きく書いていたことを見つけました。
「世界は広くて深い。世界の広さ、深さを決めるのは自分自身だ」と。
この言葉を書いたきっかけは、私が皆さんと同い年、二十歳の頃の体験が元になっていたので、少しお話しさせていただきます。
私が二十歳の頃、エリトリアという国を大学生たちと訪れました。多くの皆さんが聞いたことがない国かもしれません。エリトリアは隣の国が、コーヒーで有名なエチオピア。このエチオピアと長年、戦争をしていて国民の3人に1人が避難民という状態でした。
エリトリア国民は貧しく、苦しく、暗い生活を送っていると思い込んでいました。ところが、現地を訪れると子どもたちの目は輝いていて、大人たちも毎日の生活にポジティブ。子どもたちは無数の砲弾の跡が残っている校舎で一生懸命に学んでいました。支援活動に駆けつけた私たちが、逆に元気をもらっていました。
帰国して、思わず手帳に書き込んだ言葉が、
「世界は広くて深い。世界の広さ、深さを決めるのは自分自身だ」という言葉でした。
私が、皆さんとほぼ同じ歳の頃に書いた言葉ではありますが、お祝いの言葉として贈らせていただきます。
先程の市長のご挨拶にもありましたように、「一歩踏み出すこと」で世界が広くなり、深くなるはずです。その世界が、大村だろうと東京だろうと外国だろうと、関係なく、どこに住もうとも世界は広くて、深いものです。
そして、自分の一歩は自分だけのもの。
人と比べて、その一歩の大きさ、速さを比べる必要もなく、まずは一歩踏み出すことが大切なんだと思います。
勇気を持って、一歩踏み出したけれども、転びそうになったり、倒れそうになっても安心してください。
ここにいる、これだけ大勢の大村の大人たちがしっかり支えますから。大村の大人たちは、皆さんの最大、最強の応援団です。
私が仕事している大村市議会の議員25名全員も、
皆さんのことをいつも考え、どのようなサポートができるのか懸命に議論しています。
大村の大人たちは、皆さんをずっと、いつまでも応援しています。
そのことをもう一度、申し上げ、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
本日はおめでとうございます。