大村高校入学式へ

母校である長崎県立大村高等学校の入学式へ来賓として臨席。

母校は懐かしいというより、何も変わっていない。変わらなさは、昔の記憶を鮮明にする。

生徒副会長時代に女子の体操服のブルマ廃止、マフラー、コート着用禁止の撤廃、自動販売機設置など先生方と激しく議論したことを思い出した。全て達成できたことは、動けば変わるという政治家を目指す原体験なのかもしれない。

43歳になった現在でも「何で当時はマフラー、コート禁止やねん!」という感情しかないし、納得できる説明をした教師は皆無であった記憶しかない。

昼休みに、中庭でミーティングを呼びかけたことも懐かしいし、恥ずかしい。村上龍、寺山修司の読み過ぎだったな、あれは。

浦校長先生が優しくて、何度も校長室で話を聞いてくれた。生徒会担当の大石一久先生が、無鉄砲なティーン達を大人扱いしてくれたことが嬉しかった。

式の最後、在校生代表の男子生徒が「リモート授業ではなく、学校でしか学べないことがある。学校行事が元通りになる。新入生の皆さん、どうか力を貸してほしい」と呼びかけていた。

自身の高校生活を思うと、彼の言葉に心から賛同したい。思わず、「そうだ!」と叫びそうになった。危ない、危ない。母校の体育館は十代の気持ちに舞い戻る。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

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