新県立図書館は大村市、という方針が示されました。
本日13時30分からの県議会文教厚生員会にて、県教育長から発表がありました。
新県立図書館は大村市に建設し、市立図書館と合築する。長崎市内には郷土資料センターを建設するとのことでした。歴史的瞬間を目撃するため、傍聴に出かけましたが70名の定員枠いっぱいでした。長崎市議会をはじめ、長崎市内の関係者の方は厳しい反応をされていたように見受けました。
議会に精通された方から「村崎さんですよね。市立図書館との合築を議会で言ったのは!」と声を掛けられました。議事録を調べたら、確かにそうでした。(リンクは議事録に飛びます)
平成22年3月議会で市長に対して、県立図書館と市立図書館の合築について見解を問いただし、メリットデメリットについて議論を交わしています。どうやら、平成21年12月議会にも似たような議論をしているので、かなり早い段階から提案していたのは確かです。まさか市の基本的な方針になり、県の方針として実現に近づくとは思いもよりませんでした。
大村市がこれから考えるべきは、まず一つは市民会館をどうするのか。県立図書館&市立図書館建設にあたり、市民会館をどのように再整備するのか。市長は「取り壊しても県立図書館を誘致したい」という主旨の発言をされています。取り壊すだけで済むのか。建て替えという話が出てくるのは必至です。そうなると、財政的な裏付けはどうなるのか。過去にも何度も市長と議論を交わしてきたところです。今議会の全員協議会や、6月議会で議論せねばなりません。
さらには、合築になるわけですから、設計、デザイン、コンテンツをどのように行っていくのか。県と市の協議のあり方や体制はどのように進むのか?しっかりとした確認と議論が不可欠です。市民の皆さんの意見を聞かせ下さい。私も定期的に、自分の意見を発信していくつもりです。自分の着想が現実になった以上、更なる責任を感じています。