臨時議会の中止理由と、V・ファーレン長崎拠点整備の今後について
臨時議会の取り消しについて
10時から全員協議会があり、市長からの説明と質疑がありました。
中止の理由としては、
①大村市とV・ファーレンのスケジュールの認識が一致していないから
とのこと。
大村市は国の補助金を受けながら事業を進めるので、体育館までの完成時期は2032年〜34年となると説明してきた。
先行するサッカー場2面は2024年8月になる。早くても2024年3月。
一方、V・ファーレン長崎(以下、クラブとする)は、2022年までにせめてサッカー2面の完成を求めていた。
また体育館を含めた整備時期2032年〜2034年に対しても難色を示しているとのこと。
これは2018年12月末から19カ月間協議をしてきたわけですよ。なぜ、このような初歩的なことが、現在になって問題として浮上してくるのか。市長のリーダーシップに疑問です。
理由のもう一つは、
②使用料、維持管理費用の問題です。
使用料、維持管理費について。園田市長は使用料等についてV・ファーレンに負担を求めていると説明されました。
しかし、クラブ側は免除(無償)を求めている。これも今さらな話です。
19カ月何を協議されてきたのか。議会から多くの議員が、何度も指摘したことを解決してこなかった。これが、問題の本質です。
画像のように、クラブ側に対して使用料、維持管理費の負担を求める文書を、昨日(7月21日)になって届けています。昨日って、臨時議会の前日ですよ。なんたるお粗末ぶり。
私は40分ほど質問をしましたが、
①「使用料、維持管理費の負担」について、議会が何度も指摘してきた。その事項を詰めることなく、議会を開き、予算案の承認を求めようとする市長の認識の甘さ。議会軽視の姿勢について。
②V・ファーレン長崎との協議がまとまならないならば、協議を打ち切る。協議の場から降りる勇気を持つべし。
③市の幹部職員はじめ有為の職員を19カ月間、まとまらない協議を担当させることは不毛。災害対応、新型コロナの対応など優先するべきことがある
④市長の指導力、調整力が皆無。本当に実現したいなら、自ら調整力を発揮するべき
⑤クラブ側との使用料など負担に関する覚書、契約書は案の時点で議会に示してほしい
⑥これまでの協議の日時、内容、議事録を議会に提出すること
他にもありますが、主にこの6点を強く主張しました。
他の議員からは、財政状況は悪化しているのに、このような計画はやめるべき、詳細の数字を明確にするべきなど厳しい意見が相継ぎました。
今日、議会を開いていたら、24対0。全会一致で、否決になる可能性が高かったと思います。
ある報道記者が漏らした言葉で言えば、「グダグダ」です。
クラブ側から7月末の期限を切られていたとはいえ、市の軸がなさすぎます。
職員たちからも不安、不満の声が聞こえてきます。庁内は独特な空気になっています。
今後については、この画像の条件をクラブ側がどのように返答するか。その返答次第で、市長が判断するようです。取り急ぎ、速報でした。
ちなみに、夕方の民放各局のニュース番組で報じられると思います。この内容は私の主観に基づく内容ですから、報道でもご確認いただけると幸いです。