6月定例会始まる&生活保護費の誤支給に関して。
6月定例会が始まりました。
前にも書いたように、競艇場建替えの増額予算、保育士待遇改善の補正予算などが審査されます。そして一般質問では、図書館や新幹線など、大型案件に関する質問が多く取り上げられているようです。
6月定例会でも職員による交通事故の報告が相次ぎました。被害車両の修理費用、被害者への賠償などの費用は全て専決処分されます。(全額保険適用)事故の報告がない議会はほとんどありません。市長、副市長ら幹部が謝罪をして、「職員の意識を高める」と宣言するものの、事故件数は全く減りません。むしろ頻発しています。
私からは、
①(パート・嘱託)職員採用時に、職務として自動車運転することを明確に伝えているのか。
②採用時において、ドライバー歴、事故・違反歴、年間走行距離の確認をするなど、自動車運転のキャリア確認をしっかり行っているのか。(徹底的に行うべし)
③自動車ありきで考えていないか。自転車、バスなど代替できるケースもあるのではないか。(近距離の場合)見直すことも必要。
ということを確認&提案しています。
本会議終了後は、全員協議会にて「生活保護費の誤支給」について説明がありました。
平成22年4月~平成25年5月までに起こった出来事。一人の担当者が、生活程申請書類を適切に管理していなかったことが原因。そして、組織的なチェック体制も不十分で、課内の連携が機能していなかったことが挙げられています。
詳細は、画像を拡大してご確認ください。
私からは、
①前回の不祥事(平成24年1月に発覚した水田農業推進協議会の使途不明金1900万)が起きた時に、「組織的に総点検を行う」と明言したのに、なぜこのようなことが起きるのか。
②過支給者への返還を求めるのか?支給漏れ対象者にはどのような対応を行うのか。
③本来なら、課長、係長レベルで日々の業務を確認するべきだが、当面(一定期間を設けて)は副市長、部長らの幹部も確認を行うべきではないか。
という確認と提案を行っています。
大村市役所という組織は脆弱であり、ラインが混線しているのではないか。統制が取れていない組織、あるべきルールが遵守されていない組織があるはずだ。できるだけ早く総点検して、対処するべきだ。昨年3月議会、本年3月議会で指摘をしました。対応策も提案しました。しかし、この結果だ…。
もはや一部の組織とか、いち個人の問題ではない。(多くの職員、部署は適切に粛々と職務が行われていると信じている。事実、そうだと思う)
納税者の一人として、ほんとうに納税する価値がある組織なのか。考えざるを得ないことは事実だ。怒り、憤りというより、もう憂いしかない。ほんとうに心配。
私は議会の人間だから、できることは問題の本質を明らかにして、よりよい解決策を提案していくこと。たとえ、実行されなかったとしても…。