松原の空き家改修予算は削除、前年度決算は不認定、教育委員に辞職勧告決議。

9月定例会が閉会。

主だった議決をまとめさせていただきます。

 

①松原地区の空き家改装プロジェクト補助金を削除

 

昨日のブログで書いた、松原地区の空き家(店舗付き住宅)を東京の事業者が改装し、レンタルスペース、飲食店、宿泊施設など複合的施設を整備する補助金867万円に対し、修正(削除)可決しました。

 

 

※修正賛成14名、原案賛成8名、退席2名でした。

 

②平成30年度一般会計歳入歳出決算は不認定

 

不認定であっても、法的効力はありません。とはいえ、議会の明確な意思表示であり、今後の予算執行及び、来年度の予算編成に向けて、改善策が講じられることを期待します。

 

 

 

リンク先の動画、私が不認定とした根拠を討論したものです。またしても声が大きいので、閲覧に際しては音量にご注意ください。

 

新しい歴史資料館のチームラボの展示5000万、維持管理費年間420万円のことを中心に述べました。

 

※不認定16名 認定8名でした。

決算不認定は私の議会生活13年間で、初めてのこと。決算不認定は異例中の異例であるとお考え下さい。

 

③Facebookに不適切な投稿をした教育委員に対する辞職勧告決議を全会一致で採択

 

教育委員であり、①の松原の事業に中心的に関わる当事者が、議会を貶める内容をFacebookに投稿しました。その教育委員に対して辞職勧告決議を全会一致(24名全員の賛成)で採択しました。(本件も当然、異例中の異例)

 

決議なので、法的効力はありません。現時点で明らかにされていませんが、この決議を重く受け止めて頂きたいと思います。辞職をなさらないのであれば、任命権者である市長が適切な対応をされるかどうか、注視しています。

 

ちなみに、本日の本会議が午前中に開会されなかったのは、本件があったからです。10時から議会運営委員会が開催され、教育長より教育委員の真意確認と市教委としてどのような処分を考えているのか、確認を行い、議会としての対応を協議していたためでした。

 

遠藤教育長からは、「市教委としては処分は考えていない(辞職を求めない)」という、議会の感度とあまりにも乖離した仰天答弁が飛び出してあきれ果てた次第。

この答弁を契機に、議会として辞職勧告決議を出そうと議会運営委員会の見解が一致しました。

 

 

 

執行部は市民の代表たる議会というものを、どのように位置づけているのか。この9月議会は、執行部の不甲斐なさ、気の緩みが目立ちます。

 

私の考えがすべて正しいとは思いませんが、大村市議会の黒い羊として、言うべきことは言う。伝わらないのなら、伝わりそうな強度で伝えに行く。

 

嫌われたって、煙たがられても、私が議場にいる意味を大事にして、これからもやっていきます。せっかく議場に送り出してもらったんだから、言いたいことを言わずに、その場を流すことはできないわけです。

 

さて、私が所属する会派・進風おおむらは結論的に一つにまとまりませんでしたが、本音の議論を何度も繰り返し、時間をかけてきました。

そのプロセスを共に共有できた会派メンバーに感謝します。

 

今日は採決本番まで、結果がわかりませんでした。これまでの議会なら、採決の見通しが立っていましたが、今回は全く読めませんでした。

そのくらい、議員一人ひとりが最終結論をぎりぎりまで考え尽くしていました。真剣に向き合っていました。今期の大村市議会は、かなり空気が変わってきています。

 

長文になりましたが、取り急ぎ、議会最終日の報告でした。