3期目最初の一般質問を振り返って。

2015-07-08 00.54.25

 

6月19日に3期目になって初めての一般質問を行いました。

 

時間が足りなかった上に、質問の途中で時間切れになるという今までにない、ひどい有様だったので直視することができませんでした。今回の議会では新人議員が誰も一般質問をしなかったことが長崎新聞、議場等で話題になりました。私の考えは、一般質問は経験を重ねる程に味が出る、経験を重ねても粗は出るです。市民から与えて頂いた機会なので、失敗しようが「市民の想いを運ぶ行為」に意義があると思います。

 

さて、私の一般質問を振り返ります。時間切れになってしまい、2つの小項目の質問ができませんでした。答弁を要してくれた担当職員に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。

 

インターネット放送はこちらで、閲覧できます。

 

以下、収穫があったもの2項目をまとめておきます。

 

◎市民会館解体後について

 

市民会館は県立図書館・大村市立図書館を建設するため、来年3月末で閉館し、解体作業に入ります。年間約10万人が利用する文化・芸術の中心地です。私は市民会館を建て替える財政的なゆとりはないので、県立図書館の誘致場所は「旧・大村体育館跡地」にするべきだと議会で発言してまいりました。

結果はご存知の通りですが、大村市民会館に代わる場所はありません。市民会館を建て替えるのかどうかも、ハッキリした答弁は示されていませんでした。

 

私は財政的に厳しいのは承知の上で、大村市の文化・芸術の維持、向上のため市民会館に替わる音楽(文化)ホール建設を訴求し、市長の見解を質しました。と、同時にいつまでに市の見解をまとめるのか期限の確認も合わせて行いました。

 

市長からは、「私は新たなホールをつくりたい。興行的に1400人くらいの座席数のホールをつくりたいとは思う。庁内で検討して、平成28年度中に結論を出したい」

 

という答弁を引き出しました。今回はここまでという感じです。ただ、市長の個人的な意向は庁内で合意形成された見解ではないことを注記しておきます。

 

◎地場産業の支援策について

 

選挙戦を通じて、おおむらの中小企業の経営に携わる方からお聞きした意見を元にした質問であり、選挙戦のマニフェストに盛り込んだものでした。地元企業の多くの方が、「人材育成のコスト負担が難しい」と話されていました。やる気のある社員を市外、県外の研修に出したい。中小企業大学校・ビジネススクールに派遣したいけど、費用負担の問題で難しいということでした。そこで、スキルアップを図ろうとする社員が在籍する地場産業に対して、助成を行う制度を検討できないか、と質問しました。

 

商工観光部長から「これは前向きに取り組みたい。地元企業の経営者からも要望の声を多く聞いている。できることなら来年度から事業化したいが、まずは予算獲得に向けて努力したい」

 

という主旨の答弁を頂きました。

 

財政課長の経験があられる部長さんなので、普段は慎重な答弁される方です。インターネット放送で35分頃のやりとりですが、私も思わず驚きました。驚きのあまり「動かざるごと山の如し、の部長がなんと前向き答弁を!」と発言してしまいました。これで、引き下がるのは勿体ないので、来年度からの事業実現に向けて、市長にワンプッシュしました。

 

市長からも、「珍しく商工観光部長が前向きな答弁されました。事業化に向けて積極的に動きたい」と答弁がありました。

 

9月議会のときは、事業化の方向性が固まっていることを期待しています。私も実現できるよう、継続的にプッシュしていこうと思います。

 

◎番外・職員の人材採用について

 

職員の人材採用について、「チーム長崎」で東京でリクルーティングを行ってはどうかと提案しました。翌日の長崎新聞に取り上げられたので、内容はこちらでご確認ください。

 

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9月定例会でも一般質問を行います。ご覧の方で取り上げて欲しいテーマ、提案するべき政策などがございましたら、お知恵・ご意見を頂きたいと思います。このホームページを通じてご連絡を頂きましたら、すぐにお伺いいたします。