担当者から市長まで10人以上の決裁があったのに…。

どこへ行っても、最終処分場用地の違法取得のことばかり話題に出される。市民の関心が高いのも当然だろう。庁内でも、「これは絶対にありえないこと」「議会にとってはこれ以上ない侮辱」「普通は気づかなきゃいけないこと」という声を聞いた。

 

 

本来ならば、①相手方と仮契約→②議案上程し、議会の議決を得る。→③相手方と本契約が、一連の流れである。

 

 

取得に関する稟議書のコピーを見たが、いきなり「契約締結」の決済を仰ぐものであった。この時点で、担当者レベルにおいて議会に諮ることが抜け落ちていると推察される。その後、稟議書は市長にたどり着くまで、係長、課長(環境センター所長)、担当部長、財政課長らなど10名を超える関係者の決裁がなされている。

 

役所の世界で、悪しき慣習として揶揄される「稟議書」「決裁」。これらのシステムは、いわゆる手続きを丁寧に進めるために生み出されたものではないのか。ミスを防ぐために存在するのではないか。行政経験豊富なプロフェッショナルな職員たちが10名以上いたのに、見過ごしてしまう。一つの事案で全てを決めつけてはいけないが、稟議書というシステムが本当に実効力があるのか、議論する必要があるだろう。

 

 

2月10日に臨時議会が開催される。この件に関する議案が配布されたが、配布した資料に誤りがあったらしい。夕方になって差し替えをするという、連絡が入った。緊張感を失った組織は、底なし沼のようである。